無痛分娩

更新日:2024年4月12日

無痛分娩のご案内

当院では、 陣痛の痛みを和らげる方法の一つとして無痛分娩を行っております。
産科医・助産師・麻酔科医が協同して安全な無痛分娩を実施できる体制を整えています。

無痛分娩は、予約と同意書が必要です。

  • ご希望の方は、初診時(分娩予約をおとりするとき)、またはできるだけお早目に、産科医師・助産師に無痛分娩の意思をお伝えください。無痛分娩申し込み票をお渡しします。
  • 無痛分娩の申し込みは妊娠9週以降から可能です。
  • 現在無痛分娩の予約が大変混みあっております。他施設で妊娠を確認いただいた後、妊娠9~13週頃に受診いただくことをお勧めします。
    無痛分娩をキャンセルする際は、なるべくお早めにご連絡いただけますようお願い致します。
  • 以下の既往歴のある方は無痛分娩ができません。
    ・帝王切開を予定している
    ・血液の固まりにくい病気がある
    ・血液を固まりにくくする薬剤を服用、注射している(バイアスピリン、ヘパリン)
    ・背骨が極度に変形している(高度側弯症)、脊椎術後
    ・特別な神経疾患、心疾患がある
  • お渡しする無痛分娩申し込み票に署名し提出してください。
  • 妊娠28週~34週の間に「無痛分娩教室」の受講が必須となります。(毎月第2・第4水曜日13時~14時または14:30~15:30(どちらも同じ内容です。要予約)
  • 36週前後の妊婦健診で血液検査を行い、その結果が問題なければ「無痛分娩説明同意書」をお渡しします。同意書に署名し提出してください。以上で無痛分娩の申し込みが完了します。
  • 申し込み完了後でも、キャンセルは可能です。

無痛分娩の実際

無痛分娩の麻酔方法は、硬膜外麻酔を採用しております。硬膜外麻酔とは、腰から針を刺して、硬膜外腔というスペースに細いカテーテルを挿入し、そこから麻酔薬を注入する方法です。(詳細は「無痛分娩のご案内」をお読みください。)

無痛分娩の実際

当院では計画分娩(予め入院日を決めて行う誘発分娩)で行っております。
妊娠37週以降に子宮口の開きや児頭の下がり具合を診察し、入院日を決定しております。

*原則平日日中での対応となります。

予定していた日よりも先に破水、陣痛が起こった場合や安全に麻酔を行えないと判断した場合は対応できないことがあります。夜間・休日には硬膜外カテーテル留置や麻酔導入は行っておりません。

無痛分娩実施体制

  • 施設管理責任者:産婦人科部長 梅澤 聡(日本産科婦人科学会産婦人科専門医・指導医)
  • 無痛分娩管理責任者:麻酔科部長 南 浩太郎(日本麻酔科学会専門医・指導医)
  • 麻酔担当医師:
    日本産科婦人科学会専門医 常勤医8名
    日本麻酔科学会専門医・指導医 1名(産婦人科所属 非常勤)
    麻酔科所属の常勤医14名
  • 産科担当医師:産婦人科所属の常勤医20名
  • 院内無痛分娩ワーキンググループ:有
  • 無痛分娩の説明・同意書:有
  • 無痛分娩の標準的方法:有
  • 分娩に関連した急変時の体制
    産婦人科・新生児科・麻酔科・救命救急センターが連携し、緊急帝王切開術および母体急変時対応を行っております
  • 危機対応シミュレーションの実施歴
    超緊急帝王切開術シミュレーション(年2回)ショートシュミレーション(年10回)
    母体急変時シミュレーション(緊急輸血 年1回、血管内治療(IVR) 年1回)

無痛分娩診療実績(更新日:2024年4月12日)

診療実績(年度) 2020年 2021年 2022年 2023年
無痛分娩件数 52 242 219 234
無痛分娩のうち経腟分娩数 44 221 200 212
無痛分娩のうち帝王切開術数 8 21 19 22
総分娩数 975 1160 1209 1055

2020年度:2020年4月1日-2021年3月31日 / 2021年度:2021年4月1日-2022年3月31日 / 2022年度:2022年4月1日-2023年3月31日 / 2023年度:2023年4月1日-2024年3月31日

無痛分娩予約状況(更新日:2024年4月12日)

予定月 予約 待機リスト
4月前半(4月1-15日) × ×
4月後半(4月16-30日)( × ×
5月前半 × ×
5月後半
6月前半
6月後半
7月前半
7月後半
8月前半 × ×
8月後半
9月前半
9月後半
10月前半
10月後半
11月前半
11月後半

前半:1-15日、後半:16日以降
〇=空きあり ×=締め切り △=残り僅か
*無痛分娩の申し込み(予約)は妊娠9週以降から可能です